タイの母の日2021.08.10
日本では毎年5月の第2月曜日に母の日があって、人々がお母さんへの感謝の気持ちとしてお花(カーネーション)やプレゼントをする習慣があります。
タイにも同じくお母さんへの感謝をアピールする「母の日」があります。タイの母の日は8月12日で、その日に各地域が母の日のイベントを開催します。
8月12日が母の日となったのは、その日が前国王プーミポン王の奥様の「シリキット女王」の誕生日に由来します。プーミポン王はタイの父で、女王はタイの母と言われ、お二方の誕生日をタイの父の日と母の日とされました。
タイの母の日のイベントについて、まずシリキット女王への感謝を主として各地域にはお祝いとして夜に人々が集まり、蝋燭を付けて「国王賛歌」を歌います。
日本人は母の日にお母さんにカーネーションを渡しますが、タイではジャスミンを渡します。
母の日にジャスミンをお母さんに渡す習慣は多くのタイ人がして、学校のイベントとして、学生たちのお母さんを招待し、母親への感謝会を開催します。
ジャスミンを渡すことの他に家族でのお食事会やお母さんへプレゼントをする習慣もあります。
タイにいれば母の日には家族が集まってお母さんと一緒に幸せな気持ちで過ごせますが、遠く離れたところに住んでいるタイ人技能実習生等の場合は、実家で家族と一緒に過ごせませんので、その代わりに家族への仕送りやビデオ通話で母の日のお祝いをしています。