入国までの流れ②~団体監理型~2021.04.05

今回は、前回に引き続き、団体監理型の“入国までの流れ”を説明いたします。

 

面接が終わり、外国人技能実習生の候補が決まったら、外国人技能実習生と実習実施者で雇用契約書及び条件書を締結いたします。締結後、送出機関によって本国側の書類の準備が始まります。その間に、日本側で準備できる書類を平行して準備いたします。実習実施者にご準備いただきたい書類は、監理団体からお知らせいたしますので、それらを基にご準備いただければ不備なく進みます。

そして、本国の送出機関の書類が日本に届き次第、実習実施者が作成する「技能実習計画書」とその他の資料を外国人技能実習機構へ申請いたします。団体監理型での場合、実習実施者にご協力をいただき、監理団体が提出までのサポートをいたします。

 

そして、外国人技能実習生は採用後、現地にて入国前講習を開始し、日本についての学習をいたします。期間としては4ヶ月~6ヶ月程度になります。日本語をメインに学習をいたしますが、近隣住民との接し方、ごみの分別などの日本社会での過ごし方、生活習慣や文化について基礎的な知識も身につけます。その他にも、体力をつけるためにランニングなどの運動時間を取り入れる学校もございます。

 

日本側の書類は、外国人技能実習機構では1ヶ月~2ヶ月程度の審査を要し、認定許可が下りれば、次は出入国在留管理局で在留資格認定の審査を行います。こちらも概ね1ヶ月~2ヶ月の期間を要します。

ここまでの流れとして、面接から6ヶ月~7ヶ月の時間を必要としますので、実習実施者にはその間に、外国人技能実習生を迎え入れるために“宿泊施設の候補探し”や“従業員への外国人技能実習生との関わり方”などのご準備をしていただければと考えております。

 

さて、外国人技能実習生が入国前講習を無事に終え、日本への入国許可が下りれば、晴れて日本へ入国することができます。

基本的には監理団体は空港まで迎えに行き、外国人技能実習生を入国後講習の施設へ送り届けます。中には、空港で一緒に迎え入れてくれる実習実施者もいらっしゃいます。外国人技能実習生も空港で、面接をしてくれた実習実施者の方に会うと、喜んでいる子達も多数見受けられます。

 

外国人技能実習制度の話をすると、現地で面接後、すぐに実習を開始することができると考えられている実習実施者もいらっしゃいますが、法令に基づききちんとした講習が必要となり、外国人技能実習機構や出入国在留管理局の審査がありますので、6ヶ月~7ヶ月を目途に入国ができると考えていただければと思います。

 

入国までの流れ①~団体監理型~はこちらからご確認ください。

https://asahikai-gca.com/archives/column/column-1085

 

また、入国までの全体の流れは当組合ホームページのトップページに示しておりますのでご参考になさってください。

http://www.asahikai-gca.com